2018.10.27
第3回専門講座「運動器領域における超音波画像」
今回の10月27日(土)に行われた第3回専門講座では「運動器領域における超音波画像」では、市立池田病院放射線科の 関 康 先生に御講演頂いた。
内容としては、超音波画像の基本的構造やX線・MRI・CTとの比較やエコーレベルでの病変の表現法や多重反射などのエコーで発生する現象の説明をして頂いた。
また、冒頭でも書いてある通りエコーで認識できる、運動機構成体の基本画像でもある筋肉・腱・靭帯・骨・軟骨・神経・血管などの動画を見せて頂き、詳しく説明頂いたが近年のエコー画像や動画は素晴らしくX線やMRIを使用できない我々にとっては,患者説明をする際に柔道整復師の持つ解剖学の知識と併せればどの方も納得できる情報を提供できる可能性を示唆した。
臨床で使用するには一定の知識と技術力が必要ではあるが、より高い医療水準を目指す我々にとっては大変有益な講演であった。
しかし、各社沢山のエコーを販売しており画像や値段も様々であり、我々の業種的には導入単価は決して低くないが、どの様な基準で選定していけばいいのか疑問が残った為に、関先生に質問をさせて頂いた。
関先生曰く超音波の購入には各社の様々なデモ機をまずは実際に患者さんで試して画像を見ることが大切だと教えて頂いた。鮮明な画像を追い求めても自分の目が疲れるので自分の目に合った物を購入すべきと助言を頂きました。
広報委員 池田 孝