2020.01.18
会員限定セミナー「肘関節の整復は必要なのか?」
令和2年1月18日土曜日、大阪柔整会館5階ホールにおいて会員限定セミナーが開催された。「肘関節の整復は必要なのか?」と題して、河井整骨院 院長 河井好照先生にご講演いただいた。
まずは、橈骨近位端部の外傷性の骨折の症例から、その整復の意義を説かれた。受傷後ある程度日数が経っていても、整復をする前と後で可動域の違いを映像を持って示された。これによって、整復の意義というものを提唱。その後、外側上顆炎や内側上顆炎に対するアプローチも実演いただいた。
骨折や脱臼の症状に対する整復は理解されやすいが、捻挫や軟組織の損傷に対する関節整復の必要性をひしひしと感じる講演となり、定員を大幅に超える会員の先生方が熱心に耳を傾けた。
紹介いただいた整復法は、今日聞いて明日できるものでは無いのかもしれないが、日々修練を積む必要性を感じる機会となった。