2017.02.18
第4回専門講座「運動器ケアの現状と未来 〜子ども・アスリート・高齢者〜」
平成29年2月18日(土)に本会5階大ホールにおいて専門講座が開催されました。講師は島田病院院長の島田永和先生で、運動器ケアの現状と未来~子供・アスリート・高齢者~についてご講演頂きました。
高齢者の運動の重要性を説明され、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることが重要であると訴えられました。また講演の内容で特に興味深かった事は、変形性膝関節についてでした。
高齢化するに従って膝関節の狭小化や変形は当然起こるもので、OA(変形性膝関節症)は器質的疾患ではなく機能的疾患であると説明され、痛みを取ることが最終目的ではないと説明されました。医療は痛みを取った時点から始まり、トレーニングなどにより機能を維持する事が最終目標であると訴えられました。また、今が医療の転換期であり、柔道整復師のこれからの活躍を期待するとお話され、納得できる有意義な講座でした。
本会 研究事業部