ブックタイトル第9回 大阪学術大会論文集 2015
- ページ
- 4/58
このページは 第9回 大阪学術大会論文集 2015 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 第9回 大阪学術大会論文集 2015 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
第9回 大阪学術大会論文集 2015
運動後のクールダウンに有効な方法の比較検証岸上達也、渡邉聖也、宗友宏行明治東洋医学院専門学校■目的昨今、食の欧米化により肥満が増加傾向にある。2015年度の国民健康・栄養調査では男性平均25.8%、女性平均20.3%と5人に1人が肥満傾向にある1)。それに伴いメタボリックシンドロームや生活習慣病等の疾患も増加しており、その予防としてウォーキングやランニング等の運動療法が叫ばれている。しかし運動させることばかり唱え運動後における身体のケアに対しては意識が低いように感じる。ケアを怠ることで怪我の発生の頻度も上がり運動の継続ができなくなる人が多いようにみられる。健康のために運動を継続するには運動後のケアが重要と考える。そこで、今回の実験では運動後のクールダウンにより効率よく効果の高い方法を検討したものである。踏み台昇降■方法明治東洋医学院倫理委員会における許可のもと、本学院の学生および教職員に募集を行い、希望者を対象として行った。希望者においては、十分な説明の上、同意を得た7名(男性7名、平均年齢34.9歳、平均身長175.7cm、平均体重74.0 kg)を対象とした。◆実施期間実施期間は平成27年6月18日から平成27年6月25日までの1週間とした。◆運動方法右の下腿三頭筋(腓腹筋)に遅発性筋痛(以下DOMS)を発生させるため、高さ40cm程度(図1)の踏み台昇降を昇降3分間―インターバル1分間―昇降3分間を1セット行った。昇降のスピードは1段/1秒で右足から上がり右足で降りるようにして運動を行った。(図1)図1◆評価方法まず被験者を以下の群に無作為に分ける。1 CON群(無介入)2 ice群(アイスパック15分)3 hot群(湿性ホットパック20分)4 ice + st群(4の後2を行う)5 st群(10°のストレッチボードに10秒)6 hot + st群(4の後3を行う)評価については座位での各被験者の右下腿最大筋膨隆部での下腿周径の測定と筋力計を用いてベッド上での長坐位・膝関節伸展位・足関節底屈10°での最大筋力の測定(図2)を行い効果の検討を行った。それを運動前・運動後・1日後・4日後・7日後で計測を行った。また筋力計については(アイソフォースGT-300、オージー技研株式会社)を使用した。01